いけばなデザイン一溪会とは、飯尾一溪先生を創始者とする、雑草いけばなの会です。
現在、大阪本部を中心に、姫路支部・四国支部・東京支部で活動しています。
教室は、大阪市、姫路市、高松市、徳島市、東京都、熊谷市の公共施設などで開かれており、
どなたでも学ぶことができます。
飯尾一溪先生 略歴
いいお・いっけい
昭和9年(1934年)、高知女子師範学校(現、高知大学教育学部)卒。
卒業後は、学校教育にたずさわるかたわら、養護教育問題に取り組む。
その活動の一環として、栄養不足の児童のための自主教育を実践した。
それは、自然の中に入り、草木の美しさやたくましさに触れさせることで、みずから自分の体を守る力を養う教育であった。
今日の「雑草いけばな」は、その教育活動から生まれたともいえる。
昭和45年(1970年)、兵庫県篠山市に「百草園」を構える。
ここは、野花や雑草に恵まれた環境でいけばなを学ぶための自然教室・道場であった。
(現在は閉園)
【著書】
『雑草いけばな』 (いけばなデザイン一溪会1974年刊)
『雑草を生ける』 (読売新聞社1977年刊)
『季寄せ-雑草いけばな』 (講談社 1986年刊)